社長のひとりごと

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このコーナーは、わが社の社長「大鎌 博」が日々感じたことや、気づいたこと、為になる格言等、思いついたままに綴った、つぶやきコーナーです。

私達社員も、いつも読んで、新たに気づかされたこと、励まされたこと、勉強になって、仕事に活かせたり・・・、そんな社長の人となりを是非皆様に知っていただきたくて、このコーナーを作り、連載することにしました。

是非お部屋探しの合間にでも気楽に読んでいただければ幸いです。

No.34

「江戸川柳「百人一首」の<文句取り>」

 川柳は人々の日常の機微を衒(てら)いなく切り取っていて、「そだねー」と思わず納得してしまいます。例えば毎年楽しみなサラリーマン川柳から。「ゆとりでしょ? そう言うあなたはバブルでしょ?」、「久しぶり! 聞くに聞けない君の名は」(2017)、「効率化 進めて気づく俺が無駄」、「父からは ライン見たかと電話くる」(2018)等々、程よくスパイシーです。

江戸時代の川柳には、かの「小倉百人一首」の歌の一部を借りてつくった(これを「文句取り」というそうです)ものがあります。江戸期からは500年、あるいは1000年以上も隔世している歌を、好き勝手に取り上げているのですが、本歌にも作者にも、まったく頓着しません。そして、ただただ可笑しいです。 (『江戸川柳 おもしろ偉人伝一〇〇』小栗清吾 平凡新書)

〇白妙の雪に高ねの鰒(ふぐ)も売れ ――雪の降る寒いころは、フグ汁でも食べて、とフグが高値になる。

(4 田子の浦にうち出てみれば白妙の ふじのたかねに雪はふりつつ 山辺赤人)

〇春道のつらき上戸の連れに下戸 ――珍しい作者名の「文句取り」。春のハイキングで、大酒呑み

の連れに酒の呑めない人がいる。迷惑なのはどちら?

(32 山川に風のかけたるしがらみは ながれもあへぬ紅葉なりけり 春道列樹(つらき))

〇物や思うと人の問う虫歯病み ――虫歯の痛むのを我慢していると「何か考えごとか」ときかれる。

(40 しのぶれど色に出にけり我恋は 物や思と人の問迄 平兼盛)

〇ほととぎす鳴きつる方に鰹売り ――名句「目には青葉山ほととぎす初鰹」(山口素堂)ですね。

(81 郭公なきつるかたをながむれば ただありあけの月ぞのこれる 後徳大寺左大臣)

〇ながらえばまたこの頃は鰒を食う ――以前フグに当ってひどい目にあったのに、命をながらえ喉

元過ぎると、またぞろフグを食べている。

(84 ながらへば又此比やしのばれん うしと見しよぞいまは恋しき 藤原清輔朝臣)

〇人こそ知らぬ内証は火の車 ――「内証」は家の経済状態で、他人には知られていないが、火の車だと。

(92 我袖はしほひに見えぬおきの石の 人こそしらねかはくまもなし 二条院讃岐)

〇古里寒く大飯を食いに来る ――冬には信州から出稼ぎですが、江戸川柳では信州人は大飯食い。

(94 みよしのの山の秋風さよふけて 故郷さむくころもうつなり 参議雅経)

 人間の遊び感覚は、今も昔も、あまり変わらないようですね。

 

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