社長のひとりごと

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このコーナーは、わが社の社長「大鎌 博」が日々感じたことや、気づいたこと、為になる格言等、思いついたままに綴った、つぶやきコーナーです。

私達社員も、いつも読んで、新たに気づかされたこと、励まされたこと、勉強になって、仕事に活かせたり・・・、そんな社長の人となりを是非皆様に知っていただきたくて、このコーナーを作り、連載することにしました。

是非お部屋探しの合間にでも気楽に読んでいただければ幸いです。

No.49

<人々の知恵が生きる言葉たち>

 イカを素干しにしたのを「するめ」といいますが、これを「あたりめ」というのは「する」がスッテンテンになる意味と同音であることを避けて縁起をかついだ言い方だ、とはよく知られています。床屋さんの「髭をあたる」も「剃(す)る」を嫌ってのことだということです。けれども、これらは関東圏の商家からはじまったもので、関西圏では馴染みが薄いといいます。では、なぜ関西では普及しなかったのか、について漢字研究者の阿辻哲次氏は、関西では賭け事や株で失敗することを「する」とは言わず「負ける」と表現していたからではないか、とします。まぁ、諸説あると思いますが。

 暑くなると風情ある葦簀張りの登場ですが、これも「葦(あし)」が「悪し」を連想させるので「善し」と読み替えたため、葦で作ったすだれが「よしず」となったとされます。江戸の吉原も、本来は葦が茂る野っぱらに作られたので「あし原」のはずが「よし」と読み替えて、漢字も「吉原」と書かれるようになったとのことです。言葉は、その時代時代の社会で不都合が生じると予測される時、その不快な印象を避けるために<言い換え>が発生します。そうした現象は日本語だけでなく、世界の言語にも見られるといいます。

 私たちが普段使う「元来」という言葉は、中国では「原来」となるそうです。中国でも本来は「元来」でしたが、明の時代以降に「原来」とされたそうです。中国における十四世紀半ば、百年近く支配者だったモンゴル族が中央アジアの草原に戻り、王朝が元から漢民族の明に遷った時、ようやく忍従の日々から解放された漢民族は、自分たちのよく使う「元来」がそのままだと「元」がまたやって「来」る、という悪夢に繋がると恐れました。そこで「元」とまったく同じ発音の「原」に変えることによって「原来」が生れたという歴史的背景があります。          (『タブーの漢字学』阿辻哲次 講談社学術文庫)

 特に漢字には<表意>という特質があり、一文字一文字にまつわるイメージがあります。言葉には、その社会をより上手く生きるための人々の知恵が反映しているのですね。

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