社長のひとりごと

用賀・二子玉川をはじめ、田園都市線沿線の賃貸マンション・アパートを豊富に取り扱っております。

用賀・二子玉川をはじめ、田園都市線沿線の賃貸マンション・アパートならお任せ下さい。

用賀・二子玉川をはじめ、田園都市線沿線の賃貸物件検索サイト

このコーナーは、わが社の社長「大鎌 博」が日々感じたことや、気づいたこと、為になる格言等、思いついたままに綴った、つぶやきコーナーです。

私達社員も、いつも読んで、新たに気づかされたこと、励まされたこと、勉強になって、仕事に活かせたり・・・、そんな社長の人となりを是非皆様に知っていただきたくて、このコーナーを作り、連載することにしました。

是非お部屋探しの合間にでも気楽に読んでいただければ幸いです。

No.59

                                   

                      

<「ポチ」はいつから犬の名に?>

 かつてTV番組で「ポチたま」というのがありました。私たちは「ポチ」といえば<犬>で、「たま」といえば<猫>が頭に浮かびます。この「ポチ」ですが、いつの頃から犬を表す<名前>になったのでしょう。私たちがよく知っている「ポチ」は、例えば「うらのはたけで ぽちがなく しょーじきぢいさん ほったれば…」という唱歌「はなさかぢぢい」(明治34年・1901)です。ではこの元となる童話「花咲爺」(昔は「花咲かせ爺」や「花咲き爺」と読んでいましたが)、この話には「犬」や「斑犬」とあっても、「ポチ」はおろか、犬の名前は出てきません。ただ一例として文久9年(1869)に式亭三馬補綴の『赤本再興 花咲ぢゝ』の犬には、「福」という名前が付いていたそうです。「福」は「福」で、それなりに意味がありそうですが、残念ながら「ポチ」ではありませんでした。

「ポチ」の使用例では、明治19年(1886)の小学校教科書での「ポチ ハ、スナホナ/イヌ ナリ」が早いといいます。また明治20年の『日本読本第二』(新保磐次 金港堂)には「玉」という、ネコのような名前の犬が登場するとか。そして冒頭の唱歌があって、37年(1904)の教科書『尋常小学読本』には「コノ イヌ ハ、ジロー ガ、(略)。ナ ハ、ポチ ト イヒマス」となっており、どうやらこの頃には犬の名前は「ポチ」が定着していたようです。

 ところで、この「ポチ」という呼び名ですが、その由来はというと諸説あるようです。上記の「ポチ」が辞書に載るようになるのは、昭和11年(1936)の『大辞典』(平凡社)まで待つことになります。「ポチ ぽち ①小さい点。(略)ぼっち。②犬などの小さい動物に名づける名称。(略)③宿屋・料理屋などの雇人、芸者・茶屋女などに与ふる祝儀。上方語。(略)」とあります。一方、外来語辞典では昭和47年(1972)『増補 外来語辞典』(東京堂)に「ポチ〔英 spottie〕犬の呼び名。<英 spotは「点」の意で、spottieは(略)。犬の名としてよく使われる。(略)」とあり、こうした明治以降の流れを踏まえると、由来としてはどちらも有りだなぁと思わせますね。        (『明治生まれの日本語』飛田良文 角川文庫)

最近は犬やネコの名前もキラキラネーム化しているかもしれません。もともとペットの名前の方がその元祖だったかもしれませんね。人の名前にも流行りすたれがあるように、ペットの名前も人の世を映しているのでしょうが、「ポチ」は見事、犬の代名詞のような、不動の位置に坐りましたね。

Copyright (C) meiyu fudousan All rights reserved.