社長のひとりごと

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このコーナーは、わが社の社長「大鎌 博」が日々感じたことや、気づいたこと、為になる格言等、思いついたままに綴った、つぶやきコーナーです。

私達社員も、いつも読んで、新たに気づかされたこと、励まされたこと、勉強になって、仕事に活かせたり・・・、そんな社長の人となりを是非皆様に知っていただきたくて、このコーナーを作り、連載することにしました。

是非お部屋探しの合間にでも気楽に読んでいただければ幸いです。

No.62

                                   

                      

<脳と身体の老化は無関係?>

 人間は二十歳を過ぎて脳細胞が毎日十万個ずつ落ちていくと、ほとんどジョーク扱いで言われますが、実はほぼそのペースで死んでいるという説もあって、実際に脳の重量も減っていくそうです。単に「一日10万個」だけを聞くとゾ~ッとしますが、普通なら心配はいらないとのこと。私たち大人の脳の神経細胞は大脳に約140億個、小脳に約1千億個があり、たとえ一日に10万個ずつ死んでいっても、二十歳から七十歳までの50年間に死ぬ細胞数は18億個ほどで、それは大脳の神経細胞の10%程度が減少するに過ぎず、記憶や思考、認識にはほとんど影響がないといいます。と、この数字に安心していいのかどうか、永田和宏は現代歌人を代表する一人ですが、同時に細胞生物学者でもあります。脳科学が専門家ではないとはいえ、お医者さんの言葉だとどこか信憑性が高くなりますね。

この「一日10万個」の話題から永田が選出した宮地伸一の短歌に、

―― 十万の 脳細胞日々に 減ると言ふ 物忘れ多く 年暮れむとす   (『葛飾』)

という作品があります。永田によれば、毎日十万個だから物忘れは仕方がないかと自分を納得させている雰囲気で、「科学的に正しいかどうか」より「自分を落ち込ませないための考え方」であって、「このくらいおおらかにゆったりと構えていることが、逆に脳の老化を遅らせることになりそう」だといいます。

永田は物忘れを詠んだ、こんな作品もあげています。

―― 物忘れ しげくなりつつ 携へて 妻と行くとき その妻を忘る  宮 柊二(『忘瓦亭』)

そのころの宮は、糖尿病の悪化と関節リウマチに苦しんでいて、加えて眼底出血や角膜ヘルペスで視力の不自由があり、そんな中脳血栓にも襲われます。それ以後は言語や歩行等にまで支障が出てきて入退院を繰り返すという、人生の壮絶な時期にあったそうです。どんな困難の中にもユーモアを忘れない、宮の<生きることの強さ>に感動しますね。

          (『人生の節目で読んでほしい短歌』永田和宏 NHK出版新書)

 世の中には老化とは無関係なほどしっかりしたご老人をお見かけしますが、身体の老化と脳の老化とは、直接的な関連はないのでしょうか? その道の専門家たちに早く解明してもらいたいものです。酒席では「先に酔っ払うが勝ち」というのがありますが、人生劇場の終幕における「呆けた方が勝ち」は、できうるならば敬遠したいところです。

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