社長のひとりごと

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このコーナーは、わが社の社長「大鎌 博」が日々感じたことや、気づいたこと、為になる格言等、思いついたままに綴った、つぶやきコーナーです。

私達社員も、いつも読んで、新たに気づかされたこと、励まされたこと、勉強になって、仕事に活かせたり・・・、そんな社長の人となりを是非皆様に知っていただきたくて、このコーナーを作り、連載することにしました。

是非お部屋探しの合間にでも気楽に読んでいただければ幸いです。

No.63

                                   

                      

<上手な<案内図>の描き方>

 ある人に目的地までの道順を聞いて、言葉ではどうも判りにくいので案内図を描いても

らったら、そのとんでもなくシュールな抽象画の前に途方に暮れたということはありませ

んか?村上春樹は地図を描くのが好きで「字に上手下手があるように、地図を描くのにも

やはり上手下手がある。下手な人の描いた地図というのは、あれはもう災厄という以外の

何ものでもない」といいます。確かにコミュニケーション拒否の旗印に見えてきます。

彼によれば下手な地図には三要素があり、①バランスが悪く道幅や距離の相対比がでた

らめで、②記憶が不鮮明なのに加えて、③ポイントも欠落しており、一番目につきやすい目じるしがマークされていない、となります。そして、あれだけペン習字スクールとか書道教室だとかが世間にあふれているのだから、中にはひとつくらい「地図描き教室」なんてあってもいいのでは? と声高な提案ではなく、いかにも彼らしく「常日ごろ思っていること」として記しています。           (『ランゲルハンス島の午後』新潮文庫)

 ずいぶん以前に話題となった『話を聞かない男、地図の読めない女』(アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ 2000年 主婦の友社刊)という本がありましたが、これは男女には関係なく「地図が描けないひと」です。先に村上があげている三要素を克服すれば誰もが分りやすい地図を描けそうですが、そうは単純にいかないのが人間の人間たる不可思議なところです。

 翻って見ると説明の下手な人に出会うことも多々あります。一分で終わりそうな話が、なぜか何分もかかったり、あるいはどこを目指しているのか五里霧中状態に陥ったりすることがあります。村上流に話の下手な三要素をあげてみると、①自分ともの事の距離感がでたらめで、②事実と想像の混在に加えて、②伝えたいポイントが不明でかつ話の終点がない、となります。すなわちこれら三要素を克服すれば上手な説明ができるとなりますが、皆が皆、理路整然と話すという世界というのも、これまた途轍もなく不気味ですねぇ。

 「下手な地図」も「下手な説明」も、その下手さの要因は分かるのですが、いってみれば人間の個別性であり、その克服は個々に任せて、私たちは多様性の混沌を楽しんだ方が人生はより豊かになりそうです。この際、ワープロもどきの変換ソフトとしてマップロを開発するというのはどうでしょう。ん?とっくにGPSの利用で解決していますね。

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