社長のひとりごと

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このコーナーは、わが社の社長「大鎌 博」が日々感じたことや、気づいたこと、為になる格言等、思いついたままに綴った、つぶやきコーナーです。

私達社員も、いつも読んで、新たに気づかされたこと、励まされたこと、勉強になって、仕事に活かせたり・・・、そんな社長の人となりを是非皆様に知っていただきたくて、このコーナーを作り、連載することにしました。

是非お部屋探しの合間にでも気楽に読んでいただければ幸いです。

No.68

「腥」は名前に使えるか?

 日本での法人登記にローマ字が使えるようになってからしばらく経ちます。ならば外国人も多いことだし戸籍上の名前にもローマ字が使えるかというと、そうはいかないようです。しかし今後のことも考えて、ローマ字はもちろん感じも中国で使用される簡体字屋はングル等、国際的に対応できるように法律を変えてはどうか、という議論もあったようですが、ローマ字は読めるとしても、ハングルや漢字の簡体字が、あるいはアラビア文字やキリル文字が一般的に読み取れるかというと、そうもいかないのが現実です。じゃあ身近なローマ字はよくて、そうそう読めない他国の文字はダメだというではあきらかに差別になるから、ローマ字だけOKだという訳には行かない、というのが法的な結論です。

 かつて法務省で、人名用漢字に関する専門委員会を立ち上げ、名前に使える漢字についての検討を行なったそうです。基本的に人名に使える漢字は常用漢字表と人名用漢字別表にあるもの、そしてひらがな・カタカナとされていますが、これらの中には「癌、呪、嘘、糞、怨」等々、とても名前には使えない文字も含まれています。専門家たちは「これらが人名用漢字だなんてとんでもない」とアタリマエに考えたのですが、主幹は法務省です。我々一般人とはアタリマエの考え方が違うようで、個人の主観とは関係なく常用漢字表と別表にある漢字であれば定められている通り人名用漢字の資格があるとしました。

 そうして纏まった法務省の原案をHPで公開して、パブリックコメントで意見を募集したところ、国民からは「こんな漢字が使えるか!委員会は何を考えているのか」といった大量の意見が寄せられ、あげくが「委員たちの見識を疑う。税金の無駄遣い」とのお叱りだったそうです。委員会の先生方は世間のバッシングを浴びながら「それ見たことか」と留飲を下げたのですが、次の会議で法務省は圧倒的に批判が集中した漢字をアタリマエに削除したということです。要するに「大義名分」ができたという訳です。

 さて、委員会では新たに「腥」という漢字はどうかとの提案も委員からあったそうです。太陽と月が並んで「明」だから、月と星が並んで「腥」で「あきら」と読ませたいというのですが、この「月」はニクヅキで意味は「肉が生臭い」ですから、名づけられた子供が迷惑する、と漢字の専門家から却下されたそうです。キラキラネームも考えものです。

(『日本人のための漢字入門』阿辻哲次 講談社現代新書)

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